ノギスの解析
(2002.11月)
以前にミツトヨのノギス用のデータ表示器を製作しましたが
外国製でミツトヨと電極の数が違うものがありましたが、たぶん通信方法はミツトヨ製と変わらなくて
ピンの配置だけが違うものと思っていました。
それに関連して SEC-SUZUKI氏より「ミツトヨ製と同じ方法では通信できないよ」とのことなので調べてみました。
まず近所の工具屋で正体不明のディジタルノギスを購入してきましたメーカー名も生産国名もなく
NHC というマークで 型式はMS-110DG と言うものです。
今回入手したノギス
ミツトヨ製ノギスのデータ出力端子
今回のノギスのデータ出力端子
写真を見てわかるとおりミツトヨ製は端子が5極ですが今回入手したノギスは4極です。
ミツトヨ製は上の通り4番目の電極は通信にはあまり使用しない(現在の純正のデータケーブルでは
配線されていません)ので、これをのぞいた4本が順番が逆になってるかなと思っていました。
ミツトヨのものはSTARTとGNDをショートすると通信が始まりそのままでは何も出力しないのですが
これは調べてみるとスタートと思われる位置に電池のプラスが直接出ています。
また STARTをいれなくても出力がいつも出ているようです。
以下はデータ、クロックの波形です。
クロックです。
データです。
更新(2003/1/10)
しばらく本業が忙しかったのでしばらく中断していましたがデータ解析を再開します。
例によってあり合わせの部品でデータ出力用のコネクターを製作しました
これでクロックとデータを同時に解析できます。
コネクターを装着したところです。
上の波形がクロックで下がデータです
チェック中に気が付いたのですが電源を切ってもデータが出ています。
これだと表示器をつないだ状態だと電池の消耗が早いかもしれません。
波形をロジアナで取り込んでみました
とりあえず今日はこの辺で中断です。
to be continued
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